『奇食珍食糞便録』(椎名誠)|佐賀・福岡の税理士タマツ

2017-05-27

『奇食珍食糞便録』(椎名誠)|佐賀・福岡の税理士タマツ

先日、うみたけ貝の粕漬けを知りました。
http://tamatsu-tax.com/817
玄界灘の珍味に続き、今回は有明海です。

 

こちらも独自の食文化が知られています。
代表格は、ムツゴロウやワラスボ。
ワラスボなど、エイリアンにもたとえられるようです。

 

とはいえ、しょせんは魚。
えいやと口に放り込めば、意外に淡白でした。
これらをビジュアル系珍味としましょう。

 

さて、本書で知った食材は、イソギンチャク。
当地では、「わけのしんすけ」と呼ぶそう。
(「ワケノシンノス」とも言われているようです。)

 

その意味は、「若いやつのケツの穴」。
口にするには、なかなか抵抗があるネーミング。
ただ、これは、見た目が↑なだけではないのです。

 

著者は、これを刺し身で食べたそうです。
地元の人たちは、たいていそうして食べるとのこと。
(みそ煮で食べるのが一般的との話も。)

 

この日本独自の生(魚)食文化が決定的でした。
その予想を裏切らない「ぐにゃり感」。
こうしたものへの初挑戦は、せめて火を通したいものです。

 

そもそもどうしてイソギンチャク?
見た目にギョッ、食感にウエッ、そして頭に???
自分の狭い世界観への失望に素直な感覚が伴います。

 

だからこそ、必ず食べたいと思います。
(天草のヒトデの卵とともにリストアップします。)
そしてこれらを、新世界系珍味とでも呼びたいと思います。

 

……後日、知人から連絡がありました。
「わけのしんすけ」を食べたことがあるそうです。
しかも人の分まで。

 

ただし、刺し身ではなくお吸い物だったそうです。
名の由来も聞いていませんでした。
それがイソギンチャクだったということも。

 

 

 

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