まずは、近年(と言ってもぎりぎり2010年代)の2本。
『女っ気なし』(ギヨーム・ブラック)
『寝ても覚めても』(濱口竜介)
2011年の『女っ気なし』の上映時間は、わずか58分。
そのコンパクトさを感じさせない充実度でした。
映画評論家の藤井仁子さんを引用させていただきます。
“5泊6日の出来事”が”あたかも一季節にわたる出来事であるかのよう”
男女女の3人の関係、ふたりの女は母と娘です。
2018年の『寝ても覚めても』は、119分の映画。
男男女3人の物語に『女っ気なし』の倍以上の上映時間です。
公式サイトによると、8年間の物語だそうです。
その2時間あまり、目を離すことができせませんでした。
同じ顔の2人の男(東出昌大の一人二役)と女の映画。
ギヨーム・ブラック監督は、1977年生まれ。
濱口竜介監督は、1978年生まれ。
これからも、その新作を心待ちにすることができるのです。
いよいよ映画ファンとは言えなくなってきたようです。
2019年も初公開作を選ぶことができませんでした。
結局、評価が定まりつつある映画しか見ていないんですね。
映画館まで足を運んでみた映画は、わずか83本。
恥さらしな記録ですが、自分のお尻を叩く意味で。
2020年は100本見ます(それでも、かつての10分の1)。
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