『世界を制した中小企業』(黒崎誠)|佐賀・福岡の税理士タマツ

2017-04-22

『世界を制した中小企業』(黒崎誠)|佐賀・福岡の税理士タマツ

著者によると、本社が書かれた2003年当時、「シェア面と技術面のどちらかで世界のトップ、あるいはそれに準ずるレベルの中小企業」は1,000社超。
「世界トップのシェア」を持つ中小企業は、100社あるということです。

 

バスケットボールなどの競技用ボール等のメーカー、広島の株式会社モルテン。
同社の社長は、「東京は日本の中心どころかビジネスの中心でもない。世界的な視点で見れば東京も広島も同じ」と考えます。

 

小型ポンプなどの油圧製品を開発する、株式会社タカコは京都にあります。
創業当初、従業員3人の零細企業は、日本の大手企業からは門前払いでした。
いっぽうで、「海外メーカーは、企業の知名度や規模の大小は問わない」ため、その技術を評価しました。

 

繊維機械部品の製造業者である株式会社木地リードは、石川県の企業です。
かつて、日米繊維交渉による大打撃で、繊維産業は次々に転廃業していきました。
同社は、「日本では繊維産業は衰退しているが、世界では逆に発展している」と考えを変え、世界トップクラスのシェアを獲得します。

 

こうした「世界一の中小企業」は、「全国に散らば」り、「北は北海道から南は沖縄までに及ぶ」そうです。
「大企業の場合、トップシェアを持つのはほとんどが東京、大阪、名古屋に本社を持つ会社。中でも東京が圧倒的に多い。」にもかかわらず。

 

 

 

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