LLPと略称される、有限責任事業組合。
日本では、2005年に利用できるようになった制度です。
10年経過したものの、まだ広く知られているとは言えないようです。
その特徴を、簡単に説明しましょう。
1. 有限責任であること。
出資者である組合員が出資額の範囲内で責任を負います。
2. 内部自治によること。
会社組織ではないため、柔軟性のある運営が可能です。
利益分配など、権利や責任を自由に決めることができます。
3. 構成員課税であること。
LLPは法人格がありません。
そのため法人税等は、利益分配を受けた各出資者に課されます。
この制度は、映画製作の新しい潮流になり得るかもしれません。
その点について、次回説明します。
佐賀、唐津の会計、税務は税理士事務所タマツ(田松貴志)にお気軽にご連絡を。
(注) 当サイトの情報は原稿執筆時におけるものです。