著者にウイルスについて書かれている小説があったはず。
読み直したところ、本書にありました。
雪の日、また雨の日の会話の中で。
日常に死が侵食しその境は不意に崩れ落ちます。
ばんえい競馬から、航空機事故、自動車事故への連鎖は戦慄的でした。
作中繰り返される「マーゴール・ミッサービーフ」というつぶやき。
周囲至るところに恐怖あり、という旧約聖書の言葉です。
言葉、死など捉えがたいものに触れ、震えます。
新型コロナウイルスによる国内初の死亡者が確認されたばかりの2月18日。
古井由吉さんは亡くなりました。
2004年『野川』にも、ヴィールス性肺炎による死が書かれていました。
続く「家の猫だか犬だかが死にました」からのめまいのような展開。
上記の一連の悪夢にも似て、その迫力に圧倒されました。
続く「家の猫だか犬だかが死にました」からのめまいのような展開。
上記の一連の悪夢にも似て、その迫力に圧倒されました。
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